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ＪＲ日南線に首都圏色の車両が特別復刻 宮崎市でお披露目
旧国鉄時代に使われていたディーゼル車両が今も走るＪＲ日南線で、当時使われていた「首都圏色」と呼ばれる朱色の車両が特別に復刻され、８日、宮崎市でお披露目されました。
披露されたのは、ＪＲ日南線で使われている「キハ４０形」という型式のディーゼル車に「首都圏色」と呼ばれる朱色の塗装を施した車両です。
首都圏色の由来はおよそ５０年前の旧国鉄時代、神奈川や東京などを走るディーゼル車の塗装に使われ始めたことにあり、鉄道ファンからは「タラコ色」とも呼ばれて親しまれました。
かつては首都圏色のキハ４０形の車両が九州各地でも使われ、その後姿を消していましたが、今回、日南線の開業６０周年を記念して１両だけ特別に復刻されました。
南宮崎駅で行われたお披露目会では、首都圏色の車両がふだん県内を走る白色と黄色の車両と並べて置かれ、先着順で予約をしたおよそ４０人の鉄道ファンが興奮した様子で写真に収めていました。
この車両は今月１２日から運行されます。
鹿児島県の男性は「首都圏色の模型を線路に置き、実物と一緒に写真を撮れて満足だ」と話していました。
ＪＲ九州宮崎支社の吉村一喜支社長は「この列車を見るため日南線を利用してもらい、話題づくりや街のにぎわいにもつながることを期待したい」と話していました。
07/07 18:14