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新名神めぐる官製談合で京都府土地開発公社元所長に有罪判決
新名神高速道路の未開通区間の用地買収に関する指名競争入札で、特定の業者が落札できるよう便宜を図ったとして、官製談合防止法違反の罪に問われた京都府土地開発公社の元所長に対し、京都地方裁判所は、「入札の公正さを害した責任は重い」などとして、懲役１年６か月、執行猶予３年の判決を言い渡しました。
京都府土地開発公社の新名神事務所の元所長の渡邊昭一被告（６３）は、４年前（令和２年）、新名神高速道路の京都府内の未開通区間での用地買収をめぐって、地権者への補償額を調査する業務の指名競争入札で、特定の業者が落札できるよう便宜を図ったとして、官製談合防止法違反の罪に問われました。
１９日の判決で、京都地方裁判所の棚村治邦 裁判官は、「被告は談合に応じない２社を入札の参加業者から除外するよう画策するなど、参加業者を選定する事実上の権限を利用するなどして、主体的かつ積極的に犯行に及んでいる」と指摘しました。
そのうえで、「事務所の所長として、職員を指揮監督する立場にありながら、自ら談合をそそのかし、入札の公正さを害す行為を行った責任は重い」などとして、懲役１年６か月、執行猶予３年の判決を言い渡しました。
07/19 17:21