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熊本市の飲酒運転死亡事故 危険運転致死傷などの罪で起訴
先月、熊本市で２７歳の女性が飲酒運転の車にはねられて死亡し、１人がけがをした事故で、車を時速７０キロを超える速度でバックしたまま走行させ事故を起こしたとして、車を運転していた２０代の飲食店従業員が危険運転致死傷などの罪で起訴されました。
起訴されたのは、熊本市中央区島崎の飲食店従業員、松本岳被告（２３）です。
起訴状などによりますと、先月１５日午前４時１６分ごろ、中央区細工町の交差点で、酒を飲んだうえで軽乗用車を時速およそ７０キロから７４キロの速度でバックしたまま走行させ、歩いていた熊本市職員の２７歳の女性をはねて死亡させたほか、一緒にいた２７歳の女性に全治２週間のけがをさせたとして、危険運転致死傷と酒気帯び運転の罪に問われています。
また、軽乗用車は事故の直前、別の追突事故を起こしていて、逃走しようとした際に、バックのまま数百メートルにわたって走行し、その後、死亡事故が起きた交差点近くの歩道にあった変圧器にぶつかり、はずみで反転して女性２人に衝突したということです。
この事故では当初、逮捕された容疑は過失運転致死でしたが、熊本地方検察庁は、車の進行を制御するのが難しい速さでバックのまま走行していたことから、より罪の重い危険運転致死傷の罪で起訴しました。
検察は認否について明らかにしていません。
07/05 17:57