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富士山 3連休中に多くの登山者でにぎわう ご来光も

15日までの3連休中、富士山の山梨県側は多くの登山者でにぎわいました。
14日の8合目からはご来光も見られ、登山者は富士山からの眺めを楽しみました。

富士山の山梨県側は、今月1日に山開きを迎え、13日には夏山シーズンが始まってから最も多い2946人が5合目のゲートを通過するための通行料を支払うなど、15日までの3連休中、多くの登山者でにぎわいました。
NHKが8合目で取材した14日、周辺は早朝から雲で覆われていましたが、日の出の時間から10分ほどたった午前4時50分ごろ、雲海の奥から太陽が姿を現しました。
集まった人たちは歓声を上げ、富士山から楽しめるこの時期ならではの眺めを写真に収めていました。
岩手県から訪れた男性は「50歳の記念として仲間と一緒に富士山に初挑戦しています。まさかご来光が見られるとは思っていなかったので、とてもうれしいです」と話していました。
また、都内から娘と初めて訪れた父親は「とてもきれいな景色で元気をもらいました。山頂を目指して頑張ろうと思います」と話していました。
富士山のことしの夏山シーズンは9月10日まで続きます。

一方、富士山の静岡県側にある須走口では、3連休中の14日、8合目付近の登山道で、1人で登山をしていたとみられる60代の男性が倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。
富士山の静岡県側では、今月10日に山開きをしてから亡くなった登山者は4人目で、去年の夏山シーズン全体の数をすでに上回っています。
甲府地方気象台によりますと、この時期は梅雨前線の影響で富士山の天候は変わりやすいほか、山頂付近の気温も低い状態が続いているということで、服装や装備などに注意が必要です。

07/16 11:48
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