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西日本豪雨 被害受けた坂町の小学生が犠牲者を追悼

西日本豪雨から6日で6年になるのにあわせて、当時、大きな被害を受けた坂町で、小学生たちが犠牲者を追悼しました。

6年前の西日本豪雨で、坂町では住宅地に大量の土石流が流れ込むなどの被害が出て、災害関連死を含めて21人が犠牲となり、1人が行方不明となっています。
5日、被害が大きかった小屋浦地区に整備された「坂町自然災害伝承公園」を近くにある小屋浦小学校の児童66人が訪れ、献花を行ってから黙とうをして犠牲者を悼みました。
香川千恵校長は、「坂町の合言葉である『待つな、迷うな、逃げろ』の3つの言葉を意識して、何ができるかを考えながら暮らしていきましょう」と語りかけました。
また、児童を代表して、6年生の渡部芭菜さんが「防災カルタの取り組みは多くの人の防災意識を高めることにつながっているので、これからも続けていきましょう」と伝えていました。
学校に戻ったあと、5年生の児童たちは豪雨を経験した卒業生たちが作成した紙芝居を披露して、自分や家族の命を守るため、避難場所の確認など事前に準備をすることが大切だと訴えました。
紙芝居を披露した5年生の児童は、「自分も災害にあった人の力になれるように取り組んでいきたいです」と話していました。

07/05 12:35
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