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「避難指示出たら避難する」 豪雨発生直後から大幅減

西日本豪雨から6日で6年です。
大きな被害が出た広島・岡山・愛媛の3県の住民に専門家がアンケートを行った結果、広島県と愛媛県では「避難の指示が出たら避難する」と回答した人の割合が発生した直後に比べ大きく減っていることがわかりました。

このインターネットのアンケート調査は、県立広島大学大学院の江戸克栄教授が、西日本豪雨で大きな被害が出た広島、岡山、愛媛の3県の合わせて約1万人を対象に毎年行っていて、ことしも6月21日から3日間行いました。
この中で「避難の指示が出たら避難すると思う」と答えた人の割合は広島が42%、岡山と愛媛がいずれも54%となっていて、広島では半数を下回りました。
西日本豪雨の発生直後に行ったアンケートの同じ質問と比較すると、岡山では1ポイントの減少だった一方、広島と愛媛ではそれぞれ15ポイントほど減りました。
また、「地区の避難場所を知っている」と回答した人の割合は、広島と愛媛はいずれも60%、岡山は61%で、各県とも発生直後より10ポイント以上減少しています。
調査した江戸教授は「災害のあとで転入した人などもいて、防災への意識が薄れてきているのではないかと考えられる。しっかりとした情報源を持ち、危険に遭わないよう避難してほしい」と話していました。

07/05 08:44
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