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4人死亡1人不明の福井豪雨から20年 被害振り返る企画展

4人が死亡し、1人が行方不明となった「福井豪雨」から7月で20年になるのに合わせて、写真などで当時を振り返る企画展が、6日から福井市で始まりました。

2004年7月の「福井豪雨」では、4人が亡くなり1人が行方不明となったほか、住宅など約1万4000棟が被害を受けました。
7月で20年となるのに合わせて福井市で始まった企画展には、被害を撮影した写真や復旧状況を説明するパネルなどが展示されています。
このうち、福井市中心部の被害を撮影した写真は、足羽川の堤防が決壊するなどして茶色く濁った水が住宅街に押し寄せる様子を写し出しています。
会場では、NHKが、AR=拡張現実の技術を使って浸水被害を疑似体験してもらう展示も行っていて、子どもたちが自分の顔まで水につかる様子をモニターで確かめていました。
孫と訪れた60代の女性は「いざというときに備えて孫たちに当時のことを話していきたい」と話していました。
福井河川国道事務所の伊藤大司副所長は「当時の経験や記憶は薄れつつあると思う。いま一度、思い出して、災害を自分事としてとらえてほしい」と話していました。
この企画展は7月18日まで、福井市の「ショッピングシティ・ベル」で開かれています。

07/06 19:23
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