米高校生 「G7で証言」小倉桂子さんの被爆体験を聞く

広島を訪れているアメリカの高校生の一行が、G7広島サミットで各国の首脳に被爆体験を証言した小倉桂子さんから英語で被爆体験を聞きました。

アメリカの高校生16人は、日本の高校生と交流するプログラムの一環で広島を訪れていて、18日、広島市中区にある原爆ドームや平和公園を見学しました。
このあと公園内の会場でG7広島サミットでも各国の首脳に被爆体験を証言した小倉桂子さんから英語で被爆体験を聞きました。
小倉さんは、被爆した時の状況について「強いせん光を浴びたあと竜巻のような風に吹き飛ばされました。しばらく気を失いましたが、気がついて目が覚めると何も音が聞こえませんでした」などと語りました。
その上で「核兵器をなくすために被爆者としてできることは経験を語ることだと思って活動しています。自分ができる方法をぜひ見つけてください」と訴えかけ、生徒たちはみな真剣な表情で被爆者のメッセージに耳を傾けていました。
アメリカ東部のマサチューセッツ州から訪れた高校2年の男子生徒は「アメリカではできない体験で、未来に影響を与える若い世代にとって重要な経験だと思います。帰国したら友人や家族と共有したいです」と話していました。