福山のスーパー強盗事件 執行猶予付きの有罪判決

去年12月、福山市のスーパーマーケットで現金50万円余りを奪ったとして強盗などの罪に問われた29歳の被告に対し、広島地方裁判所福山支部は執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。

福山市の徳田正二郎被告(29)は去年12月、共犯者と共謀して福山市にあるスーパーマーケットでレジの店員を包丁などで脅し、現金およそ52万円を奪ったとして強盗などの罪に問われました。
16日の判決で、広島地方裁判所福山支部の松本英男裁判官は「店員に拳銃のようなものを突きつけたり包丁を示したりして金を奪ったのは粗暴な犯行だ。被告は犯行の主導的な役割を果たしていて、安易に犯行に及んでいる点で強い非難が向けられるべきである」と指摘しました。
一方、「被害者との間で示談が成立し、反省の態度を示している」などとして懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。