安芸高田で毛利元就の銅像公開 クラファンで資金集める

安芸高田市で、有志がクラウドファンディングなどで集めた資金を元に制作した、戦国時代の武将、毛利元就の銅像がお披露目されました。

安芸高田市では、住民の有志でつくる団体が地元ゆかりの戦国武将・毛利元就の功績を後世に残そうと、去年12月からクラウドファンディングなどで1590万円あまりの資金を集め銅像を制作しました。
16日は歴史民俗博物館で銅像の除幕式が行われ、高さ3.9メートル、重さ6トンの銅像がお披露目されると、会場からは拍手が巻き起こりました。
銅像は、肖像画や、末えいの人たちの顔を参考にして厳島合戦のころの元就を再現しているほか、嚴島神社がある方向に向いて建てられているということです。
毛利家の当主の毛利元敦さんは「ゆかりの地に立派な像を造っていただいたことに感激しています」と話していました。
「毛利の里再生委員会」の河野芳嘉代表理事は「かぶとやよろいなどすべてが本物を再現していて、すごくこだわった像です。市民に誇りと勇気、また、次世代の子どもたちにも夢と希望を与えて欲しいです」と話していました。