旧優生保護法のもと不妊手術 弁護士の無料電話相談会

旧優生保護法のもとで不妊手術を受けた人やその家族などからの相談に弁護士が無料で応じる電話相談会が全国で開かれ、広島市でも弁護士が応じています。

旧優生保護法については7月3日、最高裁判所が憲法違反だったとして国に賠償を命じ、政府や国会では被害者への補償に向けた検討が始まっていますが、被害者の中にはさまざまな事情で今も声を上げられない人たちが多くいるとみられています。
こうした被害者の掘り起こしにつなげようと、日弁連=日本弁護士連合会などがきょう、無料の電話相談会を全国で一斉に行っていて、広島市中区の広島弁護士会館でも、弁護士が相談に応じています。
午前中は、障害のある家族が手術を受けたという人から、今後の救済について知りたいという相談が寄せられていました。
広島弁護士会の森井基嗣弁護士は、「これまで相談できていない人や、ひょっとすると自分の家族も手術を受けたかもしれないと思う人はぜひ相談してほしい」と話していました。
相談会は16日午後4時までで、電話番号は0570−07−0016です。
また、広島弁護士会では17日以降も相談を受け付けるということで、17日以降の電話番号は082−228−0230です。