平和記念式典は過去最多国が出席予定

8月6日の広島原爆の日に行われることしの平和記念式典の概要が発表され、過去最多となる115か国が出席を予定しているということです。

広島市は、被爆から79年となることしの8月6日の原爆の日に平和公園で開かれる平和記念式典の概要を発表しました。
式典では、この1年間に亡くなった被爆者の名前が書かれた名簿が原爆慰霊碑に奉納されたあと、原爆が投下された午前8時15分に遺族の代表など2人が「平和の鐘」を鳴らし、出席者全員で1分間の黙とうを行います。
そして、松井市長が平和宣言を読み上げ、小学生2人が「平和への誓い」を述べることになっています。
「平和への誓い」を述べる安佐南区の祇園小学校の加藤晶さんは「私たちの思いを、いま戦争をしている国や核兵器を持っている国に伝え、広島から平和を広げていきたいです」と抱負を述べました。
式典には毎年、各国の大使などが参列していますが、今回は8日までに過去最多となる115か国が出席を予定しているということです。
また、今回は原爆慰霊碑に続く中央の参道などにもテントを張って、暑さ対策を強化するとしています。
広島市市民局の中谷満美子次長は「世界で紛争が続く中、広島の平和への思いが改めて注目されて参列国の増加につながったのではないか」と話していました。