海保初女性が潜水研修を修了

3日、呉市の海上保安大学校で海で事故が起きた際に、海に潜って救助活動にあたる潜水士を養成する研修の修了式が行われ、初の女性修了生が誕生しました。

呉市の海上保安大学校では、潜水士を養成する研修を年に2回行っていて、今回の研修は、5月からおよそ2ヶ月間行われました。
修了式には、全国から選抜されて研修に参加した女性1人を含む17人の海上保安官が出席し、1人1人の名前が呼ばれたあと、代表生が全員分の修了証書を受け取りました。
式では、海上保安大学校の筒井直樹大学校長は「研修は本日で修了するが潜水士としてはここからがスタートなので、研修で習得した技能に磨きをかけ、謙虚な気持ちを忘れることなく成長してほしい」と訓示しました。
女性として初の修了生となった※ハマ地多実さんは、「潜水士になりたいと思っている女性の目標となれるよう、少しでも多くの人に認められるような潜水士になりたいです」と話していました。
修了生は今後、海で事故が起きた際に救助活動にあたる潜水士として全国で任務につくことになっています。