若い世代の大麻に対策 警察や麻薬取締部などが協議会

若い世代の大麻に対策 警察や麻薬取締部などが協議会

薬物犯罪の取り締まりを行う警察や麻薬取締部などの協議会が広島市で開かれ、若い世代に広がっている大麻の対策などについて話し合いました。

広島市中区で開かれた協議会には、警察や検察、それに厚生労働省中国四国厚生局などから50人余りが参加しました。
はじめに中国四国厚生局麻薬取締部の小野原光康部長が、「大麻に関連した事件での去年の検挙者数は過去最多で、7割以上を30歳未満が占めていた。いわゆる『大麻グミ』による健康被害も起きていて、危険ドラッグへの対策に力を入れる必要がある」と述べました。
協議会はこのあと非公開で行われ、中国四国厚生局によりますと去年1年間大麻に関連した検挙者の数が覚醒剤による検挙者の数を上回ったことや、大麻に成分が似ている危険ドラッグの摘発も増えていることが共有されたうえで、関係機関が連携して対応にあたる必要性を確認したということです。