サンフレ 川村拓夢選手が海外移籍へ

サッカー日本代表のミッドフィルダーでJ1、サンフレッチェ広島の川村拓夢選手が海外のクラブへの移籍に向けた手続きのためチームを離脱することになりました。
関係者によりますと、川村選手はオーストリア1部リーグのザルツブルクからオファーを受けているということです。

川村選手は広島市安佐南区出身の24歳。
豊富な運動量と強烈なシュートが持ち味の左利きのミッドフィルダーで、ことしの元日に日本代表デビューを果たして初ゴールをマークしたほか、今月行われたワールドカップアジア2次予選の2試合はいずれも途中出場しました。
川村選手は15日夜、広島市で行われた東京ヴェルディとのJ1のリーグ戦でボランチとしてフル出場し、チームの4対1での勝利に貢献しました。
試合のあと、サンフレッチェは川村選手が海外のクラブへの移籍に向けた手続きのため、チームを離脱することになったと発表しました。
関係者によりますと、川村選手はオーストリア1部リーグのザルツブルクからオファーを受けていて、今後現地でメディカルチェックを受けたうえで、正式に契約を結ぶ見通しだということです。

【川村選手 “もがいて成長する”】
川村選手は試合後、サンフレッチェのサポーターから応援歌がおくられると涙があふれました。
小学1年生のときからサンフレッチェのサポーターで中学、高校時代、サンフレッチェの下部組織でプレーした川村選手は、
「このスタジアムで最後に勝利できてみんなと喜び合えたのはすごくよかった」と話したうえで「簡単に帰ってくるつもりはないし厳しいこともすごく多いと思うが、もがいて成長してきたい。僕の小さいときからの夢は広島でJリーグを優勝することで、その夢は変わらないし、しっかり海外で活躍してチームを勝たせられる選手になって帰ってきたい。またサンフレッチェからオファーをもらえるように海外で活躍してきたい」と意気込みを述べました。