中学生がSNS詐欺防止呼びかけ

SNSを悪用した詐欺の被害を減らそうと、広島市で中学生たちが買い物客に手口などを知らせるチラシやグッズを配って注意を呼びかけました。

広島市西区にあるスーパーマーケットの前には、警察署から犯罪を減らす活動の推進モデル校に指定された庚午中学校の生徒たちや防犯連合会のボランティアなどおよそ20人が集まって、買い物客のお年寄りなどにチラシやグッズを配りました。
チラシには、SNSを悪用した詐欺が増えているとして、注意点として必ずもうかる投資はないことや、振込先が個人口座の場合は詐欺の可能性を疑うことなどが記載されています。
警察によりますと、ことし3月までの3か月間で、SNSを悪用した投資詐欺は79件起きていて、被害額は8億4500万円余りにのぼっているということです。
活動に参加した中学2年の女子生徒は、「ひと事ではなく自分のこととして受け止めてほしい」と話していました。
広島西警察署生活安全課の山本豊課長は、「しっかり声を出して詐欺の防犯対策などを広報してもらい、大変心強く感じる」と話していました。