三次市でアスパラガスの収穫盛ん

県内有数のアスパラガスの産地三次市で、収穫作業が盛んに行われています。

三次市では、およそ90軒の農家や団体がアスパラガスの栽培に取り組んでいて、県内有数の産地となっています。
このうち三次市布野町の丸山英彰さんの広さおよそ47アールの農業用ハウスでは、アスパラガスの収穫が最盛期を迎えています。
丸山さんは、アスパラガスの育ち具合を見極めながら、26センチ以上のものを専用のハサミで手際よく根元から切り取っていました。
このハウスでは、春と夏の年に2回収穫が行われていて、いま収穫しているアスパラガスは寒い時期に養分を蓄えているので茎が太く甘みが強いのが特徴だということです。
ことしは3月に気温の低い日が続いたため、例年より10日ほど遅い4月上旬から収穫作業を始めたということです。
丸山さんは「とても甘くて濃厚な味のおいしいアスパラガスになっています。収穫できる期間が1か月と短いので今だけのアスパラを楽しんでほしいです」と話していました。
収穫作業は5月上旬まで続き、町内にある「道の駅ゆめランド布野」に出荷されるほか、県内外の飲食店に提供されるということです。