「NHK学園高校」の卒業式

幅広い年代の人たちがNHKの放送を通じて学ぶ通信制高校「NHK学園高校」の卒業式が広島市で行われました。

NHK学園高校は、NHKのテレビやラジオの放送を通じて高校の学習内容を学ぶ通信制の高校で、今年度の卒業式が広島市中区の広島国泰寺高校で行われました。
NHK学園高校では幅広い世代の人たちが学んでいて、式には18歳から71歳までの卒業生17人が出席し、ひとりひとりに卒業証書が手渡されました。
そしてNHK学園高校の三宅啓介中国四国地区統括部長が「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えることができます。夢を実現するため自分の手で変えてやろうという意気込みを持って大きく飛躍することを願っています」と校長の式辞を代読しました。
これに対し、卒業生を代表して、城戸百架さんが「公立高校で不登校となり自宅にひきこもり自己嫌悪に陥りましたが、NHK学園で、人との関わりを見つけいいところを教えてもらったことで自分の視野の狭さに気づくことができました」と高校生活を振り返りました。
式のあと、18歳の卒業生の中井七海さんは「年齢や性別を問わずたくさんの友達ができたので学園に入ってよかったです。将来は、こどもたちが住みやすいと思う地域づくりに関わりたいです」と話していました。