県内初 18歳までの医療費無償化へ 神石高原町

神石高原町は、県内で初めてとなる乳幼児から18歳までの子どもの医療費無償化など、子育て支援を拡充した新年度の当初予算案を発表しました。
神石高原町の新年度・令和6年度の当初予算案は、一般会計の総額で116億4500万円で、今年度に比べて3億7500万円減少しました。
予算案では、県内で初めて乳幼児から18歳になる年度まで医療費を無償化する費用として2249万円が盛り込まれています。
また、これまでは第2子以降に限っていた保育料の無償化を所得制限をかけずにすべての子どもに拡充する事業の費用などとして、2370万円を計上しています。
このほか、高校入学時に10万円、卒業時に5万円の祝い金を贈ることや、英語、数学、漢字検定の受検料を全額補助するなど、子育て支援に重点的に予算を充てています。
予算案について神石高原町の入江町長は「今は1年間に生まれる子どもが30人程度と急速に減っていて危機感を覚えている。子育て支援策を充実させて、町内外に発信していきたい」としています。
町はこの予算案を3月に開会した定例町議会に提出しています。