山陽新幹線 年末年始の予約 前年同期比49%増

年末年始の山陽新幹線の指定席の予約は前の年と比べて49%増えています。
今回は、混雑の緩和などを目的に「のぞみ」を全席指定席にすることから、JRは早めの予約を呼びかけています。

JR西日本は、今月28日から来月4日までの新大阪駅から博多駅までの山陽新幹線の指定席の予約状況をまとめました。
それによりますと11日時点では座席数ベースで、前の年と比べて49%増えていて、新型コロナ感染拡大前の2018年度と比べても、6%増えています。
JR西日本は今月28日から来月4日までは「のぞみ」の自由席をなくし、すべて指定席にすると発表しています。
これについてJR西日本広島営業部の林田広司部長は混雑の緩和などが目的だとして、「例年は自由席の乗車を希望して、ホームや窓口に長い列ができていました。この年末年始は指定席の数を増やしたので、より多くの人に着席してゆったりと旅行してもらいたい」と話していました。
一方で、「ひかり」や「こだま」などほかの新幹線はこれまでどおり自由席が設けられます。
また、年末年始の混雑のピークは博多方面に向かう下りが今月29日、新大阪方面に向かう上りが来月3日と見込まれていて、JR西日本は早めの予約を呼びかけています。