「大麻グミ」県内の4店舗に立ち入り検査

大麻に近い成分の名前が表示されているグミを食べた人が相次いで体調不良を訴えている問題を受け、中国四国厚生局・麻薬取締部は同じ成分を含む商品を販売している可能性がある県内の4店舗に立ち入り検査を行いました。

大阪の会社が製造したグミをめぐっては、体調不良を訴えるケースが相次いでいて、厚生労働省はグミから検出された大麻に近い成分「HHCH」を今月22日付けで規制対象の薬物に指定し、来月2日から販売や所持・使用を禁止する方針です。
こうした中、中国四国厚生局・麻薬取締部は「HHCH」を含む商品を販売している可能性のある三原市と広島市中区のあわせて4店舗に医薬品医療機器法に基づく立ち入り検査を行いました。
このうち広島市中区にある3つの店舗では午後2時半すぎから立ち入り検査が行われ、麻薬取締部の職員9人が書類を記入したり店内で写真や動画を撮ったりしていました。
立ち入り検査が行われた店舗の店長は報道陣に対し「HHCHを含む商品を今月上旬から中旬ごろまで販売していたが、今は売り切れて販売していない」と話していました。
厚生労働省は、この成分を含む商品が現在も店舗やインターネットで販売されているとして、購入しないよう注意を呼びかけています。