海田町長選に現職と新人の計2人が立候補 選挙戦に

任期満了に伴う海田町の町長選挙が31日告示され、現職と新人のあわせて2人が立候補し、5日間の選挙戦に入りました。

海田町長選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属で、▼3期目を目指す現職で、自民党が推薦する西田祐三氏(71)と▼新人で元広島市職員の竹野内啓佑氏(43)の2人です。
西田候補は「人口対策にトライして少しずつ成果が出てきており、町の東側に地区拠点を作ろうと、新駅の構想も立てている。広島市の中央都市圏を発展させるリーダーシップを海田町がとっていきたい」と訴えました。
竹野内候補は「町長に4度問責決議案が出され、町政に支障が出ている。小中学校の給食費を無償化して未来への投資を積極的に行い、町民との対話を大切にして成長につながる具体策を提案していきたい」と訴えました。
海田町の人口はおよそ3万人。
隣接する広島市のベッドタウンとして発展し、出生率は県内でもトップクラスで、人口も増加傾向にあります。
選挙戦では、▼若い世代の定住促進や子育て支援の充実、それに、▼にぎわいの創出や▼医療・福祉政策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。
また、町長選挙とあわせて2人が欠員となっている海田町議会議員の補欠選挙も告示され、6人が立候補しました。
投票はいずれも11月5日に行われ、即日開票されます。