カープOBの山崎隆造さん 母校・崇徳高校野球部の総監督に

プロ野球、カープのOBで野球評論家の山崎隆造さんが長く甲子園から遠ざかっている母校の崇徳高校野球部の総監督に就任し「経験を選手たちに伝えたい」と抱負を語りました。

山崎さんは広島市出身の65歳。
崇徳高校3年の時に春のセンバツで初優勝を果たし、ドラフト1位でカープに入団しました。
プロ野球ではカープひと筋で内野手や外野手として活躍してリーグ優勝や日本一に貢献し、1993年に現役を引退した後は2軍監督やコーチを務めました。
山崎さんは15日、広島市西区の崇徳高校を訪れて松尾耕司校長から総監督への委嘱状を受け取りました。
崇徳高校野球部はことし春の県大会で3位に入り、夏の広島大会ではベスト8の成績を収めていますが、甲子園に出場したのは1993年のセンバツが最後です。
山崎さんは「母校が甲子園に長く行けていない。OB会の副会長を経験しチームとの縁が深まる中で、総監督としてサポートしたいという気持ちになった」と総監督を引き受けた理由を説明し、「経験を伝えると同時に、野球以外の人間性もすごく大事だと思うので、そういうことを伝えたい。選手たちには甲子園を目指して練習に励んでほしい」と話しました。
山崎さんは現在、野球評論家として活躍していて、都合がつく限り練習に訪れて選手を指導するということです。