県庁敷地を「憩いの場」に

広島市中心部に位置する広島県庁の敷地に、飲食店が入る建物や芝生の広場などを新たに整備し、「憩いの場」に変えていこうというプロジェクトが動きだしています。

広島県では、県庁の敷地の一部を「憩いの場」として整備するプロジェクトを民間企業とともに進めていて、6月から駐車場の舗装を剥がす工事が始まりました。
プロジェクトでは、▼敷地の西側にある駐車場などに、飲食店が入る建物や芝生の広場を整備して、令和7年からの運営を目指すほか、▼東側の駐車場や税務庁舎は新たな平面駐車場とし、シェアサイクルや電動キックボードのためのスペースも設ける予定です。
県は、民間企業に敷地を貸し付けて、今後、整備される施設の管理・運営を担ってもらうことにしています。
県によりますと、広島市内で新しいサッカースタジアムや広島駅ビルの建設など大規模な再開発が進む中、市中心部に位置する県庁の敷地を広島の魅力を発信する新たな拠点にする狙いがあるということです。
プロジェクトに関わる民間企業の代表の、NTT都市開発中国支店の岡本篤佳部門長は「立地的に魅力のある県庁の敷地を、訪れた人たちの気分が上がるような場所にしていきたい」と話していました。