三次で地元小学生が参加して伝統の田植え

昔ながらの田植えを再現する催しが三次市で開かれ、太鼓の音に合わせて、早乙女姿の人たちがもち米の苗を植えました。

三次市高杉町では毎年、この時期に昔ながらの田植え作業、「神杉大田植」が行われています。
11日、広さ17アールの田んぼにきらびやかな飾りをつけた3頭の牛が入り、代かきと呼ばれる作業を行いました。
このあと、歌や太鼓のリズムに合わせてかすりの着物にすげがさを身につけた早乙女姿の人たちが、一列に並んで手際よくもち米の苗を植えていきました。
途中からは地元の小学生や一般の人たちが加わって体験会も開かれ、早乙女姿の人たちから教わりながら苗を植えていました。
参加した小学生は「昔の人の苦労や大変さがわかりました」とか、「田んぼを歩くと転びそうになりました」などと話していました。
神杉地区自治会連合会の有田雅俊会長は、「この地区全体のみなさんと一緒に、チームワークをとってこの行事を行っています。伝統を守り若い人につなげていけるよう、がんばりたいです」と話していました。