呉市の大和ミュージアム 展示内容を拡充へ

呉市の大和ミュージアムは、開館20年にあわせて再来年、リニューアルを行い、展示内容を拡充することになりました。

18年前に呉市に開館した大和ミュージアムは、呉市で建造された戦艦大和の10分の1サイズの模型などが人気を集め、去年7月には来場者数がのべ1500万人を超えました。
呉市は再来年に開館から、20年になるのに合わせて展示内容を拡充してリニューアルオープンする計画です。
具体的には、3階の「船をつくる技術展示室」を全面改修して、航空機の製造が行われていた広海軍工廠に関する展示を拡充し、新たに戦闘機用のエンジンなどの展示を増やすほか、船のプロペラを回したり、潜水艦の模型を水に沈めたり船や航空機の仕組みを学ぶことのできる体験型の装置を新たに設置します。
また、展示資料の多言語化を進めスマートフォンなどでQRコードを読み込むと英語や韓国語、それに中国語で解説文が表示されるようにします。
リニューアルにかかる事業費は当初、およそ30億円を予定していましたが、人手不足や新型コロナによる設備機器の生産の遅れなどの影響で工事費用が上昇していることからおよそ38億5000万円になるとしています。