焼岳「中長期的に活動が高まっている」 気象庁が注意呼びかけ

岐阜と長野の県境にある北アルプスの焼岳で火山性地震の回数が増えていることについて、気象庁は中長期的に活動が高まっているとして、引き続き注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、岐阜と長野の県境にある焼岳では、ことし5月から山頂付近を震源とする火山性地震が増えています。
8日までの10日間で51回にのぼり、9日も午後4時までに2回観測されています。
10日間の地震が70回から80回程度で推移していた6月と比べると減っていますが、依然、火山活動が高まっているということです。
また、気象庁が焼岳の山頂で衛星による観測を始めた2017年以降、山頂付近が膨張していることを示すとみられる変化が継続して確認されていますが、地震が増え始めたことし5月ごろから変化の速度が上がっているということです。
これについて気象庁は、高温の火山ガスで熱せられた地下水が膨張したことで山も膨らんで岩盤がずれ、地震が増えた可能性があると分析しています。
気象庁火山監視課の碓井勇二火山活動評価解析官は「焼岳は中長期的に活動が高まっている。今週末に3連休を控え、登山を計画している人もいるかもしれないが、ヘルメットを着用するなど注意してほしい」と呼びかけています。