岐阜県 5地点で37度以上の猛烈な暑さ 熱中症に十分注意

岐阜県は5日、日中の最高気温が、大垣市をはじめ美濃地方の5つの地点で37度以上になるなど各地で猛烈な暑さになりました。
県内は、6日も厳しい暑さが予想されます。
室内を涼しくし、水分や塩分をこまめに補給するなど、熱中症に十分注意してください。

気象台によりますと、5日の岐阜県は、高気圧に覆われて気温が上がり、各地で猛烈な暑さとなりました。
午後5時半までの最高気温は、大垣市で37.7度、岐阜市で37.2度、美濃市と多治見市で37.1度、美濃加茂市で37度ちょうどなど、美濃地方の5つの観測地点で37度以上となりました。
35度以上の猛暑日となったのは県内23の観測地点のうち、半分を超える12の地点でした。
これから6日にかけて、岐阜市では最低気温が25度を下回らない「熱帯夜」が予想されています。
また、岐阜県内は6日も気温が上がって厳しい暑さになる見込みで、日中の最高気温は、岐阜市で34度、高山市で31度と予想されています。
室内をエアコンなどで涼しくし、水分や塩分をこまめに補給するなど、熱中症に十分注意してください。

《大垣市では午後3時半前に37.7度》
5日の岐阜県内は各地で厳しい暑さとなり、県西部の大垣市では午後3時半前に37.7度まで気温が上がり2日連続で猛暑日となりました。
市の中心部では、照りつける強い日ざしや地面からの熱を避けようと、日陰になる場所で休憩したり、飲み物を片手に歩いたり、暑さ対策をする人の姿が見られました。
千葉県から実家の墓掃除に訪れた70代の女性は、「休憩するために喫茶店に入ったら汗がどっと出て大変でした。ちゃんと水分を取ったり、無理はしないようにしたりして、自分で工夫して暑さ対策をしていくしかないですね」と話していました。

《熱中症の疑いで21人が救急搬送》
岐阜県によりますと、県内では5日、午後4時までに男女あわせて21人が熱中症の疑いで救急搬送されました。
このうち、羽島市では88歳の女性1人が重症となったほか、9人が中等症、11人が軽症だということです。