リニア工事 相次ぐ問題に知事 “情報の迅速な共有は不可欠”

この問題を受け、岐阜県の古田知事は12日の記者会見で、「チェックミスだと聞いたが、こうした情報は迅速な共有が不可欠なので遺憾に思っている」と述べました。
その上で、JR東海に対して原因の調査をすみやかに行うよう依頼するとともに、恵那市と連携して周辺にある井戸の調査を始めたと説明しました。
また、瑞浪市で井戸などの水位が低下している問題については、「連絡の遅れという手続き的な問題だけではなく、その間、ずっとトンネルの中で水が湧き続け、水位も下がり続けた。早い段階で工事を止めて、直ちに湧き水対策をしたらどうだったかという考え方は県の審査会で専門家も指摘している」などと述べ、水位が下がり始めたあとも工事を継続したJR東海の対応を改めて疑問視しました。