多治見市 「残骨灰」から貴金属取り出し売却へ

多治見市はことし8月から市の火葬場で遺骨を拾った後に残る灰から貴金属を取り出し売却することにしています。

火葬して遺骨を拾った後の灰「残骨灰」には細かい骨だけでなく、歯の治療などに使われた金や銀、プラチナなどが含まれているケースがあります。
多治見市ではこれまで、灰と貴金属をわけずに供養地へ納めていましたが、貴金属の取り扱いについて、ことし2月から市民1000人にアンケート調査を行ったところ売却について「賛成」と「どちらかと言えば賛成」が95%を占めました。
このため市では8月から市の火葬場の残骨灰を製錬して貴金属を取り出し、来年度に売却する方針です。
市によりますと県内では岐阜市と瑞浪市がこうした取り組みを始めていて、多治見市での年間の売却益は1000万円程度とみられ火葬場の整備や運営にあてたいとしています。
多治見市は「市民の心情もあるので慎重に検討したが、アンケート結果を受けて結論を出した。貴金属を取り出したあとの残骨灰はこれまで通り手厚く供養し、亡くなられた方の尊厳を守って礼節を失しない対応を行っていく」としています。