岐阜刑務所で受刑者が死亡 自殺か

岐阜市の岐阜刑務所で10日、40代の男性受刑者が靴下を首に巻きつけて意識がない状態で見つかりその後死亡しました。
刑務所はこの受刑者が自殺したとみています。

岐阜刑務所によりますと1人部屋に収容されていた40代の男性受刑者が10日午前7時40分の起床の時間に起きてこなかったため職員が確認したところ、首に靴下を巻きつけて意識がなく布団の中でうつ伏せになった状態で見つかりました。
受刑者は巻きつけられた靴下に絡められたはしをねじって首をしめていたということで、医療機関に搬送されましたが、およそ12時間後に死亡が確認されたということです。
刑務所では20分おきに巡回していて、およそ20分前の巡回では男性受刑者は首まで布団を掛けた状態で右側を向いて寝ているのを職員が確認していて、特に異常は見られなかったということです。
遺書などは見つかっていませんが、現場の状況から刑務所では受刑者が自殺したものとみています。
岐阜刑務所の前田昌幸所長は「被収容者が亡くなったことは遺憾です。動静の視察や心情を把握をさらに徹底し、再発防止につとめたい」とコメントしています。