校舎は建設せず民間施設に入居へ 飛騨地方初の4年生大学

岐阜県の飛騨地方で初めてとなる4年制大学の再来年の開学を目指して準備を進めている団体は、校舎を建設するという計画を変更し、民間の複合施設に入居して大学のキャンパスを置くことを発表しました。

これは、飛騨地方で初めてとなる4年制大学、「仮称CoーInnovationUniversity」の再来年の開学を目指す「CoIU設立基金」が会見を開いて明らかにしたものです。
それによりますと、大学の校舎を市街地から離れた飛騨市古川町の工場跡地に建設するというこれまでの計画を変更し、JR飛騨古川駅の東側に民間企業が建設予定の複合施設に入居してキャンパスを置くことになったということです。
この計画の変更により、開学にかかる費用が当初の4分の1以下の約12億円にまで削減されたほか、キャンパスがより中心市街地に近くなり、学生たちが地域との交流をしながら学べることが期待できるということです。
また、資金調達にもめどがたったことなどから、ことし10月には文部科学省に設置許可の申請を行うということです。
「CoIU設立基金」の井上博成代表理事は、「学生の成長と地域の新しい価値の創出が両立できる大学にしていきたい」と話しています。