介護保険料引き上げ 今年度 県内約5割の自治体で

高齢者が支払う介護保険料は今年度から、岐阜県内の約5割の自治体で引き上げられ、平均の月額の保険料は6094円とこれまでより163円高くなっています。

65歳以上の高齢者が支払う介護保険料は介護保険を運営する市区町村などが見込まれる介護費用をもとに3年ごとに見直しています。
4月に改定された今年度から3年間の介護保険料は県内の平均で月額6094円とこれまでより163円高くなりました。
保険料を引き上げたのは県内42の市町村のうち、22の市と町で全体のおよそ5割を占めました。
八百津町と土岐市では保険料を引き下げ、残りの18市町村では据え置きとなりました。
保険料が最も高いのは岐南町で6960円、次いで岐阜市の6900円、御嵩町の6850円などとなっています。
最も低いのは八百津町で4500円、次いで東白川村と川辺町で4700円などとなっています。
県内の保険料の平均は介護保険制度が始まった平成12年からの24年間で2.3倍近くに上がっていて、高齢者が増え、介護サービスの需要が高まり続けるなか引き上げ傾向が続いています。