北アルプス登山口で安全な登山呼びかけ 岐阜県高山市

大型連休初日の27日、岐阜県高山市の北アルプスの登山口では山岳警備隊員たちが登山客に安全な登山を呼びかけました。

北アルプスの岐阜県側の登山口がある高山市の新穂高登山指導センター前では27日朝、岐阜県警察本部の山岳警備隊員など7人が登山客にウエットティッシュなどを配りながら、登山届の提出や天候の確認などを呼びかけました。
岐阜県警によりますと、北アルプスでは去年の大型連休の期間中、2人が遭難しているということです。
ことしは気温が上がることが予想されていることから、例年以上に雪崩に注意する必要があるということです。
山岳警備隊の陶山慎二朗副隊長は「春山登山シーズンは、天気が変わりやすいため、十分な装備と登山計画で、安全な登山に努めてほしい。また、天候の悪化が予想される場合は登山の中止も検討してほしい」と話していました。
山岳警備隊では、大型連休の期間中、登山道をパトロールするほか、来月からは標高およそ3000メートルにある山小屋に、隊員4人を常駐させることにしています。