高山の基礎を築いた武将 金森長近の生涯を描いた漫画配布へ

岐阜県高山市は飛騨地方を治め、高山の街の基礎を築いたとされる武将、金森長近の生誕500年を記念し、その生涯を描いた漫画を子どもたちに配布することになりました。

この取り組みは子どもたちに飛騨地方の礎を築いた人物の功績を伝え郷土への愛情を育んでもらおうと高山市と市の教育委員会が行います。
主人公は安土桃山時代の武将で茶人としても知られる金森長近で、ことし生誕500年を迎えるのを記念し漫画にまとめました。
漫画はB6版、120ページで18歳で織田信長に仕えた長近が京から岐阜に帰る信長の影武者を務めたことや、豊臣秀吉に仕え、飛騨を治めるようになった長近が高山のまちづくりに取り組み85歳で亡くなるまでが描かれています。
高山市は5500部を制作し市内の小学4年生から中学3年生までの児童生徒や市内の図書館や博物館などに配布し、広く読まれるようにするということです。
高山市文化財課の牛丸岳彦課長は「漫画を読んで子どもたちに高山の街を作った人が戦国時代大変、活躍した人だと知ってほしい」と話していました。