岐阜市 8月から下水道料金を約10%値上げへ

岐阜市は人口減少に伴い収入が減っているなどとして、ことし8月から下水道料金を平均でおよそ10%値上げします。
県内ではほかの自治体でも上水道や下水道の料金を値上げする動きが相次いでいます。

岐阜市によりますと、市の下水道事業では、人口減少などで料金収入が減少している一方、処理施設などを動かすためのエネルギー価格の高騰などで支出が増加しているということです。
このためことし8月から下水道料金を改定し、基本料金と使用量に応じた料金をあわせた平均で9.91%値上げします。
例えば一般的な家庭の使用量である20立方メートルを使った場合、現在は2739円ですが、改定後は3025円となり、286円の値上げとなります。
値上げは4年ぶりで、得られた収入は事業の運営のほか施設の老朽化対策や耐震化にあてることにしています。
岐阜市は「市民の皆様には負担をおかけしますが、ご理解いただきたい」とコメントしています。
県内ではほかにも3月は山県市が上水道で、4月は関市が上下水道で、下呂市と笠松町が上水道で、それぞれ料金を改定するなど水道料金を値上げする動きが相次いでいます。