小型EVバスの試乗会 コミュニティバス運行 自治体など参加

環境問題への対策が求められる中、小型のEV=電気自動車のバスの試乗会が多治見市で18日行われ、東濃地方でコミュニティバスを運行している自治体などが参加しました。

試乗会には自治体や交通事業者の担当者約40人が参加し、小型のEVバスについて説明を受けたあと実際に試乗し、約20分間、多治見駅との間を往復しました。
岐阜県の東濃地方では多治見市や可児市などの自治体が東濃鉄道に事業を委託してコミュニティバスを運行していて、これまでは軽油を燃料とするディーゼルエンジンのバスを使っています。
試乗会で使われたトルコ製の車体は定員が乗客と乗員あわせて23人で、1回の充電で約210キロ走ることができ、環境問題への対策が求められる中、ディーゼルエンジンのバスと比べて二酸化炭素の排出量を抑えられるだけでなく、高騰する燃料費の削減にもつながることが見込まれるということです。
試乗会に参加した可児市都市計画課の吉村孝徳さんは「ゼロカーボンシティを推進するには、EVバスも重要な要素です。国の補助・支援もありますし、環境にやさしい街作りを進めていく中で、導入を検討していきたい」と話していました。