空自の輸送機のボルトなど無くなる 飛行訓練中に落下したか

各務原市の航空自衛隊岐阜基地に所属する輸送機のパネルを固定するボルトなど50点余りがなくなっていることがわかり、基地は飛行訓練中に落下した可能性があるとみて調べています。

航空自衛隊岐阜基地によりますと15日の朝、基地の飛行場内で「C2輸送機」の部品とみられるボルトなどが落ちているのが見つかり、その後、点検したところ、機体の上側のパネルを固定する、いずれも金属製で重さ0.6グラムから2グラムほどの、ボルト30本とワッシャー26個がなくなっていることが分かったということです。
3月22日に点検した際は異常は見つからず、輸送機は4月2日から11日にかけて、岐阜、愛知、新潟、石川、富山の5つの県の上空を飛行し、部品はこの際に落下した可能性があるということです。
今のところけが人などの情報は確認されていないということです。
航空自衛隊岐阜基地司令の山本光伸空将補は「基地周辺の住民にご心配をおかけし、誠に申し訳なく思っています。引き続き入念かつ確実な点検を継続するとともに、安全に万全を期したい」とコメントしています。