「春の高山祭」14日から始まる

岐阜県高山市で伝統の「春の高山祭」が、14日から始まり、豪華けんらんな屋台やからくり人形の奉納を見ようと多くの観光客が訪れています。

「春の高山祭」は、江戸時代から続く伝統の祭で、「山・鉾・屋台行事」の1つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
今回の「春の高山祭」は、新型コロナウイルスの5類移行後、初めての開催で、晴天に恵まれたこともあって、外国からも含めて多くの観光客が朝から訪れています。
11台の屋台は、桜の花が咲く中、古い町並みや市中心部を流れる宮川にかかる橋の上を進み、訪れた人たちはスマートフォンやカメラで撮影していました。
また、3台の屋台によるからくり人形の奉納も行われ、子どもが箱から顔を上げおきなの面を付けたり、舞う女性が獅子舞に姿を変えたりする様子に拍手が送られていました。
フランス人の58歳の男性は「日本の祭りが大好きです。祭りと花見が一緒にできてラッキーです」と話していました。
また、愛知県から訪れた32歳の女性は「屋台は迫力があってきれいです。気持ちよい天気の時に来られてよかった」と話していました。
春の高山祭は15日まで開かれ、2日間で18万人とコロナ禍前に近い人出が見込まれています。