“飛騨春慶”の技法生かした“ネイル”ショーを前にリハーサル

岐阜県の飛騨地方伝統の塗り物、「飛騨春慶」の技法を使って作ったつけ爪を紹介するショーが13日夜、高山市で開かれるのを前にリハーサルが行われました。

このショーは、飛騨地方に約400年前から伝わる漆塗りの工芸品、「飛騨春慶」の技法を使って作ったネイル、つけ爪の魅力を広く伝えようとネイリストや塗師と呼ばれる職人などで作る団体が初めて開きます。
より多くの人に注目してもらおうと春の高山祭の開幕直前の13日夜、高山市内で開かれることになり、それを前に12日夜、リハーサルが行われました。
会場では濃いえんじ色でつややかな飛騨春慶のネイルの魅力を伝えるためモデルたちが音楽に合わせてランウェイをかわるがわる歩きポーズの付け方などを確認していました。
ネイリストで主催団体「飛騨春慶ネイル倶楽部」の佐藤直子代表は(49)「飛騨春慶は年を経ると木目が透けて見えるのが特長で、ネイルのつや感と相性がいいです。ショーをきっかけに若い人が『飛騨春慶って、かっこいい』と思ってくれるとうれしい」と話していました。
100人分の入場券はすでに完売していますが団体では飛騨春慶の存続のためにも魅力を伝える取り組みを続けていくということです。