夏日のところも 暑さで体調崩さないよう羊の毛刈り 土岐市

12日の岐阜県は高気圧に覆われて晴れて気温が上がり、25度以上の夏日になったところもありました。
土岐市の自然公園では飼育している羊が暑さで体調を崩さないように毛刈りを行いました。

気象台によりますと岐阜県内各地の12日の日中の最高気温は郡上市八幡と下呂市金山で25.5度、揖斐川町と恵那市で25.1度と夏日になったところもありました。
こうした中、土岐市では森林を活用した自然公園、「陶史の森」で飼育している羊7頭の毛刈りが行われました。
毛刈りは暑さが本格的になる前に羊が体調を崩さないよう行う「陶史の森」の恒例行事で、羊たちは担当者のひざの間に座らされ大人しくなったところで全身の毛をバリカンで刈られていきました。
多治見市内から訪れていた幼稚園児たちがその様子を見守り、毛が刈られて小さくなっていく羊の姿を興味深そうに眺めていました。
そして、毛刈りを終えた羊は身軽でなった体で涼しげに草をはんでいました。
園児のひとりは「可愛かったです。羊たちはピカピカになって嬉しそうでした」と話していました。
今回の羊の毛刈りでは1頭あたり1.5キロほどの毛が刈り取れたということで、近くに住む手芸愛好家がセーターにしたり、フェルト作り体験など公園のイベントで活用されたりするということです。