笠松競馬 昨年度の馬券売り上げ 43年ぶり過去最高額更新

岐阜県の笠松競馬で昨年度の馬券の売り上げが451億円余りと43年ぶりに過去最高額を更新しました。
運営する組合はインターネットでの販売が好調だったことが大きな要因だとしています。

岐阜県地方競馬組合によりますと笠松競馬は3月22日で昨年度のレースが終わり、1年間の売り上げは451億1502万円余りとこれまで最も多かった1980年度を約6億円上回り43年ぶりに過去最高額を更新しました。
馬券の売り上げ全体のうち昨年度は90%余りをインターネットでの販売が占めていて、ネットでの販売が好調だったことが大きな要因だとしています。
また笠松競馬では、調教師などによる馬券購入などの不祥事を受けて、2021年には約8か月間にわたってレースを自粛しましたが、組合は、監視体制を強化するといった再発防止策を行った結果、ファンから一定の理解が得られたことも影響したのではないかとしています。
岐阜県地方競馬組合は「毎週行っているネット配信といったファンサービスの充実や、老朽化した施設の再整備などを行い、競馬場の魅力をさらに向上させたい」としています。