関市 ふるさと納税の寄付額が50億円超え過去最多

昨年度、岐阜県関市に寄せられたふるさと納税の寄付額が50億円を超えてこれまでで最も多く、県内自治体の寄付額1位を5年連続で守りました。

関市はふるさと納税で特産の刃物製品を中心に返礼品に力を入れていて、長く使える包丁や爪切りなどが人気を集めています。
関市によりますと寄付額は令和元年度以降、岐阜県の自治体の中で1位を維持してきましたが、昨年度も前の年度より1億7000万円あまり増えてこれまでで最も多い約50億6000万円になり県内1位を5年連続で守ったということです。
この寄付額は岐阜・愛知・三重の東海3県で名古屋市に次ぐ2番目と見られ、ふるさと納税を行っている全国約1800の自治体の中でも相当な上位だということです。
ふるさと納税を巡っては去年10月過度な返礼品競争を防ぐため、自治体が寄付を募るのに使う経費を寄付額の5割以下とする基準が厳格化されています。
関市では「今年度の寄付額には厳格化の影響が懸念される。刃物を中心に地場産品の魅力をさらにPRして関市に興味を持ってもらえるようにしたい」としています。