小中一貫の義務教育学校「上石津学園」で開校式 大垣市

大垣市の上石津町にある4つの小学校と1つの中学校が、児童や生徒数の減少などを受け、今年度、小中一貫の義務教育学校に統合され、8日、開校式が行われました。

開校式が行われたのは義務教育学校「上石津学園」です。
開校式には、1年生から9年生のあわせて274人が地域の来賓などとともに出席し、大垣市教育委員会の細江敦教育長による開校宣言のあと、神谷憲一校長が新しい校旗を受け取りました。
そして神谷校長は「みんなで力を合わせて多くのことに挑戦し助け合って上石津学園をすばらしい学校にしていきましょう」と式辞を述べました。
このあと、児童生徒の代表として9年生の平島麟太郎さんが「新しい歴史の始まりに心が沸き立ってきています。自分たちを育んでくれた家族や地域への感謝を胸に新しい一歩を歩み出していきたい」と抱負を述べました。
校歌は統合された5つの学校のうち上石津中学校から引き継がれ、歌い慣れている先輩にあわせて児童たちも懸命に歌っていました。
上石津学園では、複数の教師が複数の学級や学年を担任する「チーム担任制」が導入され、児童生徒ひとりひとりにきめ細かい支援を行うということです。
6年生の児童は「人数が増えドキドキしています。クラスや他の学年のみんなと仲良くしたい」とか「5年間勉強した校舎で卒業できず悲しいけれど、人数が増え、いろんな人と話せるのがうれしい」などと話していました。