各務原で国際宇宙ステーションでの実験や生活を紹介する企画展

国際宇宙ステーションで行われてきた実験や現在と未来の宇宙での生活を紹介する企画展が各務原市で始まりました。

この企画展は国際宇宙ステーションにある日本の実験棟「きぼう」がこれまで果たしてきた役割などについて知ってもらおうと「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」で始まりました。
「きぼう」ではメダカを持ち込んで無重力の状態が動物に与える影響を調べるための科学実験が行われました。
これは骨の量が減る仕組みを調べて骨粗しょう症の治療薬の開発などにつなげようというもので、会場では宇宙に行ったメダカの子孫を見ることができます。
このほか宇宙で貴重な水を使わずに歯磨きができる特殊な歯磨き粉やご当地グルメの宇宙食など国際宇宙ステーションでの宇宙飛行士の生活を紹介するコーナーもあります。
小学6年生の男子児童は「将来、宇宙に行って人間の病気の特効薬について実験をしたいです。今回の展示を見てもっと勉強したくなりました」と話していました。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の安福紘大学芸員は「国際宇宙ステーションで行われてきたことを子どもでも分かるように説明しています。この企画展で宇宙に思いをはせてほしい」と話していました。
この企画展は6月3日まで行われます。