「春の高山祭」まで1か月 祭りの開催知らせるのぼり旗立て

豪華な祭屋台で知られる岐阜県高山市の「春の高山祭」までおよそ1か月となり、JR高山駅の前に祭りの開催を知らせるのぼり旗が立てられました。

例年、春と秋に行われる高山祭の屋台行事は「山・鉾・屋台行事」のひとつとして、ユネスコの無形文化遺産に登録されていてこのうち春の高山祭は毎年4月14日と15日に開かれます。
15日午前9時からJR高山駅前で祭りの開催を知らせるのぼり旗2本を立てる作業が行われ、「飛騨高山祭」と書かれた高さ15メートルの旗がクレーン車で持ち上げられ金具などで固定されました。
また、「高山祭」と書かれた縦2メートルほどの大きさのちょうちんも2つ、設置され通りがかった人たちが作業の様子を見たり、スマートフォンで動画を撮影したりしていました。
地元の60代女性は、「のぼりが立つのを実際に見たのは初めてです。もうすぐ祭だと思うとわくわくします」と話していました。
高山市観光課の水波諒太郎さんは「屋台を間近で見られる貴重な日なので、屋台の構造や豪華絢爛な飾り、細かい彫刻などをぜひ見てほしい」と話していました。
高山市は、ことしの春の高山祭で18万人とコロナ禍前の水準に近い人出を見込んでいます。