新型コロナワクチン副反応疑い公表 死亡は39件 

岐阜県は新型コロナワクチンの接種後に副反応の疑いがあると国に報告された県内の件数が2月末までの704万回余りの接種のうち、523件あり、死亡したのは39件だったと13日公表しました。

厚生労働省は、新型コロナのワクチン接種を行った医師や医療機関に対し、副反応が疑われる症状の報告を求めていて、岐阜県は13日、県内の件数をホームページで公表しました。
それによりますと2021年2月から2月末までの総接種回数は704万1244回で、このうち副反応が疑われたのは523件でした。
また、523件のうち重篤とされたのは152件で、さらに、このうち死亡した事例は39件でした。
新型コロナワクチンの接種後に死亡したり障害が残ったりした人には、予防接種法に基づいた救済制度があり、国は因果関係が否定できないと認定した場合、死亡一時金や障害年金などを支給しています。
県内では2月末までの時点で165件の申請があり、このうち100件が認定されたということです。
岐阜県は「副反応が疑われるケースを公表する県が増えており、救済制度の活用につながる可能性もあるため公表を始めた」としていて、今後は1か月ごとに更新する方針です。