高山市で飛騨地域の防災力向上について考える研修会

高山市では、飛騨地域の防災力の向上について考える研修会が行われました。

研修会は、ぎふNPOセンターが10日、高山市役所で開き、県内のNPOや社会福祉協議会などからリモートも含めておよそ50人が参加しました。
はじめに、高山市の防災士の女性でつくる団体の山本真紀代表が活動内容を報告し、「災害が発生したときに初めて関係機関と連絡を取って動く場合と、日頃から顔の見える関係を作っておくのでは、物事の進めやすさが大きく異なるので、ふだんからの緩やかなつながりが特に重要になる」などと話しました。
その後、グループに分かれてワークショップが行われ、参加した人たちは「災害が起きると状況に応じて動かなければならない場合もある。どのように勉強したらいいのか」とか、「高齢者はこれまでの経験から災害がこないと思っている人が多いので、小さい頃から防災を学ぶことが大切だ」などと意見を交わしていました。
防災士の資格を持つ60代の女性「身近な方から声かけをしながら1人も取り残さず助けられたらと思いました」。
(ぎふNPOセンター野尻智周理事の話)。
「災害からの日常を取り戻すその助けになる。1日も早く日常を取り戻して欲しい、そういう思いをもって今回の研修を開催しています。ひとりひとりが持っている得意分野、そういったものを生かしながら、みんなで関わっていくのが大切だと思っています」。