土岐市の消防署員 センバツの審判として甲子園に派遣

3月18日から甲子園球場で行われる春のセンバツ高校野球に土岐市の消防署員が審判として派遣されることになり「甲子園は一度は立ってみたい場所だったのでとてもうれしい。全力疾走と大きな声で審判を務めたい」と抱負を述べました。

審判として派遣されるのは、岐阜県高校野球連盟の大矢匡志さん(46)で、5日に土岐市の加藤市長のもとを訪れ、甲子園への派遣を報告しました。
大矢さんは土岐市北消防署に勤務する消防署員で、ふだんは休日を利用して高校野球の審判を務めています。
自身は瑞浪市の中京高校時代に甲子園出場を果たせませんでしたが、卒業後は審判となって岐阜大会の決勝や東海大会で球審を任されるなど、26年に渡って経験を積んできました。
今回はこうした実績が認められ、審判として憧れの舞台の土を踏むことになり、「甲子園は一度は立ちたいと思っていた場所なので、とてもうれしいです。選手が気持ちよくプレーできるようにグラウンドでは全力疾走と大きな声で審判を務めたい」と抱負を述べました。
甲子園には大きな舞台での経験を積んでもらおうと、地方からも審判が派遣されていて、今大会は岐阜県を含めた8つの県から派遣されます。
大矢さんは3月16日から22日まで現地に滞在する予定で、大会期間中は例年だと3試合程度、塁審を担当するということです。