特別養護老人ホームなど 40人がノロウイルスによる食中毒 

岐阜県安八町の特別養護老人ホームなどで入居者など40人が下痢やおう吐の症状を訴え、保健所は施設の給食が原因のノロウイルスによる食中毒と断定し、調理していた業者を営業禁止の処分にしました。

県によりますと3月1日、安八町の特別養護老人ホーム「サンライズ長良」に隣接する医療機関「山中ジェネラルクリニック」から「福祉施設の利用者や職員におう吐や下痢などの症状がある」などと保健所に連絡がありました。
保健所が確認したところ、施設の入居者と職員のほかクリニックの入院患者と職員のあわせて40人が下痢やおう吐の症状を訴えていましたが、全員が回復傾向にあるということです。
施設とクリニックでは同じ給食を提供していたことや、患者や調理の担当者の便からノロウイルスが検出されたことなどから保健所は給食が原因の食中毒と判断し、調理していた岐阜市の「キッチンフーズ」を4日から再発防止措置が講じられるまでの間、営業禁止の処分にしました。